細菌培養の話など・・・(院長の雑談)

動物病院の獣医だからと言って動物のことを書こうとは思わない、時として質問などがあればお返事をするだろうが、近々70歳になる私の経験はもう歴史に近い物がある。
基本的に生物学で今も進化生物学研究所の準職員みたいなことをしていて秋篠宮殿下のお付き合いもあって学術部分で無い所は良く酒を飲み、時として彼のぺースでたばこも吸う。
お目に掛かるときのほとんどは半ズボンにビーチサンダル、釣り用ジャケットと言う姿でお目に掛かる。
 メインで話すことは生物学の話しが多い。私は私個人の生命論をもっているそれらをやたら細かくして解りやすく話す。ひどいときは昼の3時頃から夜中の11時頃まで話していることもある。昨年、殿下のところにはシェルターはあるのですかと質問をした所「大戦の防空壕があるのですがシェルターはない」と言う返事だった。私が「作ってもらったら??今や危なっかしい時代ですからね」とお話をしたら「私が宮内庁へリクエストして作ってもらえるのでしょうか?」と質問が返ってきた・・それは私にリクエストしてもどうにもなりませんですよ‥宮内庁にリクエストをするべきでしょう・と話した・・ハハハ。
彼をナマズ殿下とも呼ぶことがあるが、実は殿下のナマズの教官が私の仲良しなのである。
 タダ私の仕事は、マダガスカルのキツネザルの遺伝子検査や帝王切開、喧嘩傷の治療をする。一匹1000万から2000万円する。猿のたぐいは切開すると傷を触り開けてしまうことが多いのだが、私の手術ではまったく気にしないのが私が関わる大本になったようだ。ともあれ犬猫を見てる私としては霊長類は何と人に似ている物かと驚かされる。
 さて話を変えて細菌培養の話を書いておこう。知っての通り栄養が入った寒天《培地》と言うのだが、そこに細菌を入れるとドンドン増えてシャーレーの中に一杯になる。
ある物は芽胞と言うものを作り新たな栄養や水分がくるまで冬眠のようになってしまうが、日にちが過ぎてしまうとシャーレーの中の細菌は死んでしまう。
 さてここでシャーレーを地球と考え細菌を人と考えた場合、細菌のように上下関係が無ければ1100億人が地球で生活が出来る・ところが愚かにも弱肉強食の中で今日に至った人は平等に食事をしない。今アメリカのような生活をするならば20億人しか生活できない。ところが現在地球は74億人になった。地球の人口増加率‥現在1.5%、いったい何年後まで地球の食物は持つのだろう?
続きは次回…

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