昨年2015年には、猫と犬の飼育数が逆転して猫の方が飼育動物として増加した交差点の年となった。緩やかなカーブで猫の飼育頭数は右上がりだが、犬は急速にその数を減少しだした。推計からすると猫の増加する倍の早さで犬が減少する事になる。これが良いか悪いかは時代の流れがそうさせているのかも知れないので何とも言えない。

 動物にかかる手間や費用を考えても猫には散歩の必要が無く、老人が増えた今日、餌と砂が有れば問題が無い。犬の場合は雨の日も暑い日も寒い日も散歩に連れて行かなければならない。 犬は登録制なので狂犬病を接種しなければならないし、住んでいる地域によっても異なるがフィラリアも結構高い金額が掛かる。およその病院では、狂犬病の季節に他のジステンパーとかの混合ワクチンが必要になる。これらは飼い主側の問題点だが獣医側にとってはさらに難しいことが起きている。

 昔は本当の雑種というのが居たが、最近はトイ種の雑種は居ても表現が難しいが、純粋の雑種が居なくなった。トイ種にするまで猛烈な人工的交配をし、近親交配の繰り返しで犬の遺伝子はとんでも無いことになって、思いがけないことになってしまった。 一般的に猫は薬理的な物に弱く、犬は薬理的な物に強いと言う傾向に有る。別の表現だが猫は薬物に弱く、犬は薬物に強かった。しかし現代医学において人の外科において10%は元に戻らないとされている。

 今の犬はいくら頑張っても骨の生産が出来ない犬が増え身体の骨も小さく前足の骨など割り箸より細い。これは私たちにとって頭が痛い、治るか治らないかが運によって決まる。まったく同じ方法でも骨の出来る子はOKだが骨が出来ない上に暴れん坊はまず難しい。ともあれ細い足の8ヶ月から1歳までは超注意時期に入る、多くの子供達は30センチの高さから飛び降りるだけで前足を折ってしまうのである。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です